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【梅雨対策】髪のうねり・広がりを抑える7つの髪質改善テクニック

梅雨時期に髪が広がる・うねる原因とは?

梅雨の季節がやってくると、多くの方が髪のうねりや広がりに悩まされます。せっかく朝セットした髪型も、外に出た瞬間から徐々に崩れていく…。そんな経験はありませんか?

私は美容師歴15年、髪質改善専門サロンで年間1,000人以上のお客様の髪の悩みに向き合ってきました。特に梅雨時期は「何をしても髪がまとまらない」というご相談が急増します。

なぜ梅雨時期になると髪が言うことを聞かなくなるのでしょうか?

髪の毛は複数の「結合」によって形を保っています。その中でも「水素結合」は水に濡れると切断され、乾くと再結合するという特性を持っています。湿気の多い環境では、空気中の水分が髪の内部に吸収され、この水素結合が切れたり繋がったりを繰り返すのです。

特にダメージを受けた髪は、内部構造のバランスが崩れているため、湿気を不均一に吸収してしまいます。水分を含んで膨張する部分と、あまり変化しない部分が混在することで、髪全体がうねったり広がったりしてしまうのです。

くせ毛の方は「水分と仲良しな部分」が髪の中で不均一に分布しているため、ちょっとした湿気でもウネウネと暴れやすくなります。

では、この悩ましい梅雨の髪トラブルにどう対処すればよいのでしょうか?

梅雨対策①:正しいシャンプー・ドライテクニック

髪質改善の第一歩は、毎日のシャンプーとドライから始まります。実は多くの方が、髪の乾かし方一つで梅雨時の広がりを悪化させています。

まず、シャンプーの際に大切なのは、髪ではなく地肌をマッサージするように洗うこと。髪をゴシゴシと洗うと、キューティクルが傷ついてさらに湿気を吸収しやすくなってしまいます。

正しいシャンプーテクニックの様子

コンディショナーやトリートメントは、毛先から塗布していくのがポイントです。根元からべったりつけると、髪が重たくなってボリュームダウンの原因になります。

そして最も重要なのが、洗髪後のドライヤーの使い方。湿った状態で放置すると、髪は自然に乾く過程でうねりが固定されてしまいます。

どうですか?あなたも「ちょっと湿ってるかな」くらいで寝てしまうことはありませんか?

これが翌朝の広がりの大きな原因になっているのです。

梅雨時期の正しいドライテクニック

  • タオルドライで8割程度の水分を取り除く
  • ドライヤーは必ず根元から乾かす
  • 髪を少し引っ張りながら温風で乾かす
  • 最後に冷風を当ててキューティクルを引き締める

特に重要なのは、髪が完全に乾くまでドライヤーを使うこと。「もうだいたい乾いたかな」と途中でやめてしまうと、残った水分が髪のうねりの原因になります。

私のお客様で、この正しいドライテクニックを実践するだけで、梅雨時の広がりが半減したという方も少なくありません。毎日のケアが、髪質改善の基本なのです。

梅雨対策②:湿気をブロックするヘアケアアイテム選び

正しいシャンプー・ドライテクニックに加えて、湿気から髪を守るヘアケアアイテムの選び方も重要です。梅雨時期に効果的なアイテムには、いくつかの共通点があります。

梅雨対策に効果的なヘアケアアイテムを選ぶポイントは、「水分をブロックする成分」が含まれているかどうかです。具体的には以下の成分に注目しましょう。

湿気対策に効果的な成分

  • シリコン系成分(ジメチコン、シクロメチコンなど)
  • オイル系成分(アルガンオイル、ホホバオイルなど)
  • タンパク質系成分(ケラチン、コラーゲンなど)
  • 多価アルコール(アクアオールなど湿度変化に強いもの)

特にオイル系成分は水と反発する性質があるため、髪の表面をコーティングして湿気の侵入を防いでくれます。ただし、すべてのオイルが同じ効果を発揮するわけではありません。

アウトバストリートメントとスタイリングオイルの違いを知っていますか?

アウトバストリートメントオイルは主に髪のダメージケアを目的としており、スタイリングオイルは髪のまとまりやスタイルキープを目的としています。梅雨時期の湿気対策には、スタイリングオイルの方が適しているのです。

また、スタイリング剤を選ぶ際は、水性成分や親水成分の含有量が少ないものを選ぶことも大切です。バームやオイル、油分の多いヘアクリームが特におすすめです。

実験によると、バームを塗布した髪は湿度が高くなっても広がりが抑えられるという結果が出ています。湿気の多い日は、いつもより少し多めにスタイリング剤を使うのも効果的です。

梅雨対策③:髪質改善トリートメントで内部から強化

日々のホームケアに加えて、サロンでの髪質改善トリートメントも梅雨対策として非常に効果的です。特に髪のダメージが気になる方には、内部から髪を強化する専門的なトリートメントがおすすめです。

 

髪質改善トリートメントとは、髪の内部構造にアプローチして、ダメージを補修する施術です。ダメージによって空洞化した髪の内部に、タンパク質やアミノ酸などの補修成分を浸透させ、髪を内側から強化します。

髪はダメージを負うと内部の組織が流出して空洞ができてしまいます。この空洞を埋めて表面に保護膜を作る髪質改善トリートメントを行うと、水分が侵入する隙間がなくなるため、雨や湿気の影響を受けにくくなるのです。

髪質改善トリートメントの効果

  • 髪の内部空洞を補修し、水分の過剰吸収を防ぐ
  • キューティクルを整え、湿気の侵入を防ぐ
  • 髪の表面にコーティング効果を与え、保護する
  • 髪のツヤと手触りを改善する

ただし、ここで一つ重要なことをお伝えしておきます。トリートメントだけでは、くせ毛そのものを改善することはできません。

くせ毛の方がトリートメントだけで梅雨時期の広がりを完全に抑えるのは難しいのです。トリートメントは「補助的」な役割であり、くせ毛の根本的な解決には別のアプローチが必要になります。

それでも、定期的な髪質改善トリートメントは、髪の健康状態を維持し、湿気に対する抵抗力を高める効果があります。特にダメージが気になる方は、梅雨前に集中的にケアすることをおすすめします。

梅雨対策④:縮毛矯正で根本から解決

トリートメントだけでは解決が難しい強いくせ毛や広がりには、縮毛矯正が効果的です。縮毛矯正は髪の内部構造そのものを変化させる施術で、梅雨時期の髪の悩みを根本から解決することができます。

縮毛矯正は、髪の内部にある「シスチン結合」という強固な結合を一度切断し、まっすぐな状態で再結合させる技術です。この施術により、髪の広がりやうねりを抑え、湿気に強い髪質へと変化させることができます。

縮毛矯正を行うと、髪の毛わだちが綺麗になくなり、乾かしただけでも大きく変わるので、毎日のスタイリングストレスが軽減されます。特に梅雨時期は、縮毛矯正をした髪と自然な髪では、その差が歴然と現れます。

縮毛矯正のメリット

  • 湿気に強く、梅雨時期でもまとまりやすい
  • 朝のスタイリング時間が大幅に短縮できる
  • ドライヤーだけでサラサラな髪に仕上がる
  • 長期間(3〜6ヶ月程度)効果が持続する

ただし、縮毛矯正は髪への負担も大きいため、髪の状態や希望するスタイルに合わせて、専門の美容師に相談することが重要です。

「縮毛矯正すると髪がパサパサになる」と心配される方もいますが、現在の技術は進化しており、髪への負担を最小限に抑えながら自然な仕上がりを実現できるようになっています。

特に髪質改善と組み合わせた「髪質改善縮毛矯正」なら、ストレートになりながらも艶やかで健康的な髪を維持することが可能です。梅雨前の5月頃に施術すれば、梅雨時期を快適に過ごせるでしょう。

梅雨対策⑤:ブローテクニックでうねりを抑える

毎日のブロー方法を少し工夫するだけでも、梅雨時期の髪の広がりやうねりを抑えることができます。特に湿気の多い日は、いつも以上に丁寧なブローが重要です。

梅雨時期に効果的なブローテクニックをご紹介します。

湿気に負けないブローの手順

  • 洗髪後、タオルで水分をしっかり拭き取る(地肌はマッサージするように、毛先は優しくたたくように)
  • ドライヤーで髪全体の8割程度を乾かす(クセが強い場合は5割程度)
  • 髪を4〜6つのブロックに分け、ブロッキングする
  • ロールブラシに髪を巻きつけながら、上から温風を当てる
  • 最後に冷風を10秒ほど当て、キューティクルを引き締める

特に重要なのは、髪を引っ張りながらドライヤーの風を当てること。これにより、髪のうねりを伸ばしながら乾かすことができます。

私がサロンでお客様にお伝えしているポイントは、「クセが出やすい部分は特に念入りに」ということ。前髪や顔周りなど、特にうねりが気になる部分は、より時間をかけてブローすることで、湿気に強い髪に仕上げることができます。

また、ブロー前に湿気対策用のヘアミルクやオイルを少量つけておくと、より効果的です。ただし、根元につけすぎるとペタッとしてしまうので、中間から毛先を中心になじませましょう。

梅雨時期は、いつもより低めの温度でヘアアイロンを使うのもおすすめです。ドライヤーで8割ほど乾かしてから、低温でアイロンを使うことで、髪内部の余分な水分を抜き、湿気に強い髪に仕上げることができます。

梅雨対策⑥:湿気に強いヘアスタイルの選択

梅雨時期は、湿気に強いヘアスタイルを選ぶことも大切な対策の一つです。どんなにケアをしても完全に湿気の影響をなくすことは難しいため、この時期に合ったスタイルにチェンジするのも賢明な選択です。

 

梅雨時期におすすめのヘアスタイルには、以下のような特徴があります。

湿気に強いヘアスタイル

  • アップスタイル(ポニーテール、お団子ヘア、ハーフアップなど)
  • 編み込みスタイル(三つ編み、フィッシュボーン、編み込みアレンジなど)
  • ショートヘア(重さを残したボブ、マッシュショートなど)
  • 内巻きスタイル(毛先を内側に巻くことで広がりを抑制)

特に髪が長い方は、アップスタイルにすることで湿気による広がりを気にせず過ごすことができます。また、編み込みスタイルは髪をしっかりと固定するため、湿気で崩れにくいという特徴があります。

私のお客様の中には、梅雨時期だけショートヘアにチェンジする方もいらっしゃいます。髪が短いと湿気の影響を受ける面積が少なくなるため、管理がしやすくなるのです。

また、前髪が特に湿気でうねりやすい方は、前髪をピンで留めたり、サイドに流したりするスタイルもおすすめです。前髪のうねりが気になる場合は、朝のスタイリング時にしっかりとブローし、スタイリング剤で固定することで、一日中きれいな状態をキープできます。

梅雨時期のヘアスタイルは、「うねりや広がりを隠す」という発想ではなく、「うねりや広がりを活かす」という発想も大切です。自然なウェーブ感を活かしたスタイルなら、多少湿気で髪が変化しても気になりにくいでしょう。

梅雨対策⑦:プロフェッショナルな髪質改善サロンの活用

ここまでご紹介した対策を自宅で実践することも大切ですが、プロの技術を活用することで、より効果的に梅雨時期の髪の悩みを解決することができます。特に髪質改善に特化したサロンでは、あなたの髪質や悩みに合わせた最適な施術を提案してくれます。

髪質改善専門サロンでは、一般的な美容室とは異なり、髪の内部構造にまでアプローチする専門的な施術を行っています。髪の状態を詳しく分析し、その人に合った髪質改善プランを提案してくれるのが特徴です。

例えば、全席個室を完備した髪質改善個室サロン「ECLART(エクラート)」では、最新のテクノロジーを活用した髪質改善メニューを提供しています。すべての髪タイプと年齢層に最適なヘアエステと縮毛矯正が受けられ、特にブリーチなしの白髪染めや艶髪縮毛矯正が得意なサロンです。

プロの髪質改善施術のメリット

  • 専門的な知識と技術による的確な髪質診断
  • あなたの髪質・ダメージ状態に合わせたカスタマイズ施術
  • サロン専売の高品質トリートメント剤の使用
  • 自宅では難しい熱処理や浸透促進技術の活用
  • 継続的なケアプランの提案

梅雨時期の前に髪質改善サロンを訪れることで、湿気に強い髪質へと導くことができます。特に縮毛矯正と髪質改善トリートメントを組み合わせた施術は、梅雨時期の髪の悩みに効果的です。

私自身も髪質改善個室サロンで施術を行う立場として、お客様の「梅雨でも朝のセットが楽になった」「雨の日でも髪が広がらなくなった」という喜びの声をたくさん聞いてきました。プロの技術を定期的に取り入れることで、自宅でのケアも効果を発揮しやすくなります。

髪質改善サロンを選ぶ際は、カウンセリングを重視し、あなたの髪の悩みをしっかりと聞いてくれるサロンを選ぶことが大切です。一人ひとりの髪質や生活スタイルに合わせたアドバイスをくれるサロンなら、梅雨時期も快適に過ごせる髪質へと導いてくれるでしょう。

まとめ:梅雨時期も美しい髪を保つために

梅雨時期の髪の広がりやうねりは、多くの方にとって悩ましい問題です。しかし、正しい知識と適切なケアを取り入れることで、湿気に負けない美しい髪を保つことは可能です。

今回ご紹介した7つの対策をまとめると、以下のようになります。

  • 正しいシャンプー・ドライテクニックで基本的なケアを徹底する
  • 湿気をブロックする効果的なヘアケアアイテムを選ぶ
  • 髪質改善トリートメントで内部から髪を強化する
  • 縮毛矯正で根本から髪質を改善する
  • 効果的なブローテクニックでうねりを抑える
  • 湿気に強いヘアスタイルを選択する
  • プロフェッショナルな髪質改善サロンを活用する

これらの対策を組み合わせることで、梅雨時期も美しい髪を維持することができます。特に日々のケアを丁寧に行うことと、定期的なプロのケアを取り入れることが重要です。

髪質は人それぞれ異なるため、すべての方に同じ対策が効果的とは限りません。自分の髪質や悩みに合った方法を見つけることが大切です。

梅雨時期の髪の悩みを根本から解決したい方は、髪質改善個室サロン「ECLART(エクラート)」へのご来店をおすすめします。最新の技術と専門知識を持ったスタッフが、あなたの髪質に合わせた最適な施術をご提案いたします。

梅雨時期も美しい髪で自信を持って過ごしましょう。

詳細はこちら:髪質改善個室サロン