髪質改善のプロとして、年間1500人以上のお客様を担当するマネージャーの黒田 広徳です。
「くせ毛があるから、ストレートにするか、カラーをするか、どちらかしか選べない気がして…」
「縮毛矯正をかけたいけど、今の髪色も気に入っていて、失いたくない」
「縮毛矯正とカラーを一緒にやったら、髪がボロボロになりそうで怖い」
くせ毛に悩む20〜30代の方から、こんなお声をよくいただきます。
でも実は、縮毛矯正とカラーは正しい知識と順番さえ守れば、両方を十分に楽しむことができます。
「くせ毛だからおしゃれなカラーは諦めないといけない」なんてことはまったくありません。
この記事では、縮毛矯正とカラーを同時に行うことはできるのか、どちらを先にするべきなのか、施術間隔はどのくらい空ければいいのか、くせ毛でも楽しめるおすすめカラーはどれなのか、といった疑問を美容師の視点からすべて解説します。
2026年のトレンドカラー情報も合わせてご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
縮毛矯正とカラーは同時にできる?結論を先にお伝えします

結論からお伝えすると、縮毛矯正とカラーの同時施術は「可能な場合もあるが、基本的には別日に分けることをおすすめします」というのが美容師としての正直な回答です。
縮毛矯正もカラーも、どちらも薬剤を使って髪のキューティクルに働きかける施術です。
それぞれ単独でも髪に一定のダメージが生じますが、両方を同じ日に行うと、ダメージが単純に2倍以上になるリスクがあります。
結果として、髪がパサついたり、ごわついたり、縮毛矯正の効果が持続しにくくなったりすることがあります。
ただし、近年は薬剤の技術が大きく進化しており、ダメージを最小限に抑えながら同日施術に対応できるサロンも増えています。
髪のダメージレベルやコンディションによって可否が変わるため、担当スタイリストに正直に相談することが最も大切です。
今の髪の状態、過去のブリーチやカラーの履歴、求める仕上がりのイメージを伝えてみてください。
縮毛矯正とカラーの仕組みを知ろう|なぜダメージが大きいのか
縮毛矯正とカラーがなぜ組み合わせるとリスクが高いのかを理解するために、それぞれの施術の仕組みを簡単に解説します。
縮毛矯正の仕組み
縮毛矯正は大きく3つの工程で行われます。
まず「1剤(還元剤)」を髪に塗布し、髪内部のシスチン結合と呼ばれる架橋構造を切断します。
この工程で髪が柔らかくなり、形を変えやすい状態になります。
次に高温のアイロンでまっすぐに形を整え、最後に「2剤(酸化剤)」を塗布して形を固定します。
この過程でキューティクルが強制的に開かれるため、髪に大きな負担がかかります。
縮毛矯正は美容メニューの中でも最もダメージリスクが高い部類の施術といえます。
ヘアカラーの仕組み
ヘアカラーもアルカリ性の薬剤を使い、キューティクルを開いて髪の内部に色素を浸透させる施術です。
キューティクルを開く際に髪に負担が生じ、繰り返すことでキューティクルが剥がれやすくなり、パサつきや乾燥の原因になります。
2つを組み合わせると何が起きるか
縮毛矯正とカラーはどちらもキューティクルを開く工程を伴います。
同日や短い間隔で両方を行うと、キューティクルへの負担が重なり、髪が著しく傷む原因になります。
また、縮毛矯正の薬剤にはカラーの色素を分解・脱色する作用もあるため、カラーをした後すぐに縮毛矯正をかけると、せっかく入れた色が落ちて明るくなってしまったり、仕上がりにムラが出たりするリスクがあります。
どちらを先にするべき?順番と理由を徹底解説
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縮毛矯正とカラー、どちらを先にするかは仕上がりや色持ちに大きく影響します。
基本的な考え方と、それぞれのメリット・デメリットをまとめます。
基本は「縮毛矯正→カラー」の順がおすすめ
美容師の間でも「縮毛矯正を先に、カラーはその後」という流れが基本とされています。
その理由は、縮毛矯正の薬剤がカラーで入れた色素を分解・脱色してしまうからです。
カラーを先にしてから縮毛矯正をかけると、カラーの薬剤が縮毛矯正の工程で色落ちし、狙った色よりも明るくなってしまったり、色がムラになったりするリスクが高まります。
縮毛矯正を先に行うことで、キューティクルの方向が整った状態でカラー剤を浸透させることができるため、色の定着がよくなり、仕上がりもきれいになります。
「透明感のあるカラー」「柔らかいニュアンスカラー」など、色味にこだわりたい方には特に縮毛矯正を先にすることをおすすめします。
施術の順番 | メリット | デメリット・注意点 |
縮毛矯正→カラー(推奨) | 色の発色がよく、ムラになりにくい。透明感カラーやニュアンスカラーが叶いやすい | 縮毛矯正直後はデリケートなため、カラーまでおおよそ1週間以上の間隔が必要 ※サロンによっては同日施術が大丈夫な場合もあります。 |
カラー→縮毛矯正(原則非推奨) | 縮毛矯正の効果・持ちを重視したい場合に向く | 縮毛矯正の薬剤でカラーが色落ちしやすい。色ムラ・想定外の明るさになるリスクあり |
1ヶ月以上の間隔がある場合 | どちらが先でも影響が出にくい | 希望や都合に合わせて柔軟に計画できる |
施術間隔の目安|どのくらい空ければいい?
縮毛矯正とカラーの間隔について、状況別の目安をご紹介します。
あくまでも一般的な目安であり、実際には髪のダメージ状態によって異なるため、担当スタイリストに確認することを強くおすすめします。
縮毛矯正を先にした場合
縮毛矯正を終えた後のカラーまでの間隔の目安は、最低1週間(7日以上)が推奨されています。
縮毛矯正直後の髪はキューティクルが不安定な状態にあるため、すぐにカラーをすると定着が悪くなったり、ダメージが蓄積しやすくなったりします。余裕があれば2週間程度空けるとより安心です。
最近では縮毛矯正とカラーの同時施術ができるサロンも増えてきています。可能かどうかは担当のスタイリストにご相談ください。
カラーをした後に縮毛矯正をかける場合
カラー後に縮毛矯正をかける場合、間隔が短いと縮毛矯正の薬剤でカラーの色が脱色・退色してしまうリスクがあります。
ただし、1ヶ月以上の間隔が空いている場合は色落ちのリスクが低いため、どちらが先でも大きな問題にはなりにくいとされています。
2週間以内など間隔が短い場合は、縮毛矯正を先にする順番を選ぶのが安全です。
ブリーチ・ハイダメージ毛の場合は特に慎重に
過去にブリーチをしている方、セルフカラーを繰り返してきた方、ハイライトが入っている方など、ダメージが蓄積している髪の場合は、縮毛矯正とカラーを同時または短期間で両方行うことは基本的に非推奨です。
まずはダメージを回復させるためのトリートメントケアを優先し、担当スタイリストと十分に相談したうえでスケジュールを組みましょう。
縮毛矯正×カラーの失敗を防ぐ5つの注意点

縮毛矯正とカラーを組み合わせる際に、事前に知っておきたい失敗しやすいポイントをご紹介します。
注意点① 寒色系カラーは色ムラ・くすみが起きやすい
アッシュやグレー、ブルー系などの寒色系カラーは、縮毛矯正との組み合わせで色ムラや色の濁りが発生しやすい傾向があります。
縮毛矯正で髪が少し明るくなることを考慮すると、寒色系は狙った発色が出にくいことも。
縮毛矯正と組み合わせる場合は、暖色系(ブラウン・ベージュ・ピンク系)のカラーの方が発色が安定しやすいです。
注意点② 大幅なトーンアップ(明るすぎる色)は難しい
縮毛矯正後の髪はダメージを受けやすい状態にあるため、ブリーチを使った大幅なトーンアップはリスクが高くなります。
縮毛矯正をかけた状態でハイトーンにしたい場合は、担当スタイリストと入念に相談し、髪の体力が十分に回復したタイミングを見計らって計画的に進めることをおすすめします。
注意点③ ヘアマニキュアは縮毛矯正と相性が悪い
ヘアマニキュアは髪の外側をコーティングして色をつける方法ですが、縮毛矯正の薬剤とは相性が悪く、組み合わせることでさまざまな問題が起きやすい点がデメリットです。
ヘアマニキュアをした後に縮毛矯正をかけると色がほぼ落ちてしまい、逆に縮毛矯正後にヘアマニキュアをすると薬剤の揮発が妨げられ、長期的に髪を傷める可能性があります。
縮毛矯正との組み合わせには通常の酸化染料系カラーを選ぶと良いでしょう。
注意点④ 施術前に過去のカラー・パーマ履歴を必ず伝える
過去にブリーチをしていた、セルフカラーをしていた、前回の縮毛矯正からどのくらい経過しているかなど、施術履歴はカウンセリングで必ず正直に伝えましょう。
美容師はこれらの情報をもとに薬剤の強さや施術の可否を判断しています。
履歴が不明なまま施術を進めると、思わぬ失敗につながることがありますので注意が必要です。
注意点⑤ 縮毛矯正当日のシャンプーは避ける
縮毛矯正をかけた当日(できれば翌日も)はシャンプーを避けることが大切です。
縮毛矯正の薬剤が完全に定着するまでに時間がかかるため、すぐに洗ってしまうと効果が弱まったり、形が崩れやすくなったりします。
同様にカラー施術後も48時間は可能な限りシャンプーを控えることで、色の定着が高まります。
施術内容によっては当日のシャンプーが可能な場合もあります。
詳しくは担当のスタイリストに相談しましょう。
縮毛矯正とも相性のいい!くせ毛さんにおすすめのトレンドカラー6選
「くせ毛だからカラーも暗い色しか選べない」と思っていませんか?
実は縮毛矯正との相性がよく、仕上がりが美しく出やすいカラーはたくさんあります。
2026年のトレンドを踏まえたおすすめカラーを6つご紹介します。
カラー名 | おすすめトーン | 特徴・相性ポイント |
モカブラウン | 7〜9トーン | 2026年最注目のトレンド色。縮毛矯正後のツヤ感と相性抜群で、まとまりと深みが同時に出る。暖色系で発色も安定しやすい |
アッシュブラウン | 8〜10トーン | 赤みを抑えた柔らかいブラウン。縮毛矯正のストレートと組み合わせると透明感が際立つ。ブリーチなしで対応しやすく定番の人気色 |
ヌーディベージュ | 8〜10トーン | 肌馴染みのいいナチュラルベージュ。縮毛矯正後の滑らかな質感と合わさり、上品で品のある仕上がりになる |
オリーブベージュ | 8〜10トーン | 2026年注目のトレンド色。くすみ感のあるグリーン系で、ストレートスタイルと合わせるとこなれ感が増す。外国人風の仕上がりに |
ラベンダーブラウン | 7〜9トーン | 柔らかいパープル系をブラウンにMIX。赤みを抑えながら透明感が出て、縮毛矯正後のツヤ髪との相性が抜群。個性も出しやすい |
ピンクブラウン | 9〜11トーン | 暖色系で発色しやすく縮毛矯正との相性がいい。フェミニンで大人可愛い印象に。韓国風スタイルが好きな20〜30代に特に人気 |
2026年のトレンドキーワードは「やわらかさ×血色感」。
強い色で印象を変えるより、自分になじむ温かみのある色で整えるのが今のトレンドです。
縮毛矯正でさらさらになった髪に、ナチュラルな温かみのあるカラーをまとわせることで、シンプルなのにどこかおしゃれな仕上がりになります。
縮毛矯正×カラー後のホームケア|きれいを長続きさせるコツ

縮毛矯正とカラーを両方行った後の髪はデリケートです。
以下のホームケアを日常的に実践することで、仕上がりの持ちと髪の健康を守りましょう。
- アミノ酸系またはカラーケアシャンプーを使う
洗浄力が強い市販のシャンプーは、縮毛矯正の効果を弱めたり、カラーの色落ちを早めたりする原因になります。
アミノ酸系の優しい洗い心地のシャンプーや、カラー色素を補えるカラーシャンプーを選びましょう。
- シャンプー後はすぐにドライヤーで乾かす
濡れたままの状態が続くと、キューティクルが開いた状態が続き、色落ちやダメージが進みやすくなります。
シャンプー後はタオルで優しく水分を取り、ドライヤーで根元から毛先に向けて素早く乾かしましょう。
- 洗い流さないトリートメントで毎日保湿する
縮毛矯正とカラーを繰り返した髪は乾燥しやすいため、毎日のアウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)でしっかり保湿することが大切です。
オイルタイプはドライヤー前の濡れた髪に、ミルクタイプは乾かした後の仕上げに使うと効果的です。
- ヘアアイロン・コテの温度は150℃以下に抑える
高温のアイロンはカラーの色素を分解し、色落ちを早めます。
縮毛矯正後の髪は毎日アイロンを使う必要がなくなることが多いですが、スタイリングに使う場合は150℃以下に設定し、ヒートプロテクトスプレーを使う習慣をつけましょう。
よくある質問Q&A
Q. 縮毛矯正とカラーを同時に施術できるサロンはどう選べばいい?
A. 縮毛矯正とカラーの両方を得意とするサロンを選ぶことが重要です。ホームページやInstagramで「縮毛矯正×カラー」のビフォーアフター実績を発信しているサロン、口コミで「縮毛矯正が上手い」「カラーの発色がきれい」といった評価が多いサロンを参考にしましょう。
カウンセリングで髪の状態を丁寧に確認してくれるかどうかも重要なポイントです。
Q. 縮毛矯正をかけると髪が硬くなりませんか?
A. 従来の縮毛矯正はピンピンした不自然な仕上がりになることがありましたが、現在の技術は大きく進化しています。
薬剤の改良やアイロンワークの技術向上により、今は自然で柔らかい仕上がりの「ナチュラルストレート」が主流になっています。
「不自然になりたくない」「柔らかく見せたい」という希望を、カウンセリング時にしっかり伝えてみてください。
Q. ブリーチをしている髪でも縮毛矯正はできますか?
A. ブリーチ歴のある髪への縮毛矯正は、ダメージが大きいため難しいケースが多いもの。
ブリーチで髪の内部構造が損なわれている状態では、縮毛矯正の薬剤に耐えられず、チリチリになってしまうリスクがあります。
ブリーチ歴がある場合は必ずカウンセリングで正直に伝え、担当スタイリストと今後の計画を一緒に立てましょう。
Q. 縮毛矯正後にハイライトカラーはできますか?
A. 縮毛矯正後のハイライトは、ダメージの観点から慎重な判断が必要です。
ハイライトにはブリーチを使うことが多く、縮毛矯正後の髪には大きな負担になります。
縮毛矯正からある程度(目安として2〜3ヶ月以上)間隔を空け、髪のコンディションが回復したタイミングで計画的に取り入れることをおすすめします。
まずは担当スタイリストにご相談ください。
くせ毛は諦める必要なし!正しい知識でおしゃれを満喫しよう
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縮毛矯正とカラーは、正しい順番と間隔、そして信頼できるスタイリストのもとであれば、十分に両立できるメニューです。
「くせ毛だからカラーは諦めている」「縮毛矯正とおしゃれなカラーを同時に楽しめるとは思っていなかった」という方こそ、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
大切なのは「順番を守る(縮毛矯正→カラー)」「十分な間隔を空ける(目安は1週間以上)」「縮毛矯正と相性のいい暖色系カラーを選ぶ」「ホームケアをしっかり続ける」という4つのポイントです。
エクラートでは、縮毛矯正とカラーの両方を得意とするスタイリストが、お客様の髪質・ダメージ状態・なりたいイメージをもとに最適な施術計画をご提案します。
「くせ毛を活かしたい」「カラーもあきらめたくない」「どちらを先にするべきか相談したい」という方も、まずはカウンセリングからお気軽にどうぞ。

この記事の監修 : 黒田 広徳(大宮、赤坂、銀座、横浜エリアマネージャー)
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