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40代のヘアカラーはなぜ色落ちが早い?原因とサロンでできる長持ちケアを美容師が解説

「最近、ヘアカラーをしてもすぐに色落ちする気がする…」

「以前はもっと長持ちしていたのに、なぜか40代になってから色の抜けが早くなった」

「染めたばかりなのにもう褪色してきた、サロンの施術の問題?それとも自分の髪のせい?」

そんなお悩み、当サロンのお客様からもよくいただきます。

実はこれ、単なる思い込みでも、サロンの失敗でもないことがほとんどなのです。

40代以降に色落ちが早くなる背景には、加齢による髪質の変化という明確な理由があります。

 

この記事では、40代のヘアカラーが色落ちしやすい原因を丁寧に解説したうえで、サロンでできるケアと自宅でできるホームケアの両面から「色持ちをよくするための具体的な方法」をご紹介します。

せっかく時間とお金をかけて染めた色。できるだけ長く楽しみましょう!

 

そもそもヘアカラーはなぜ色落ちするの?仕組みを理解しよう

色落ちの対策を知る前に、まずはヘアカラーの仕組みを簡単に理解しておきましょう。

原因がわかると、対策も自然と見えてきます。

 

ヘアカラーは、髪の表面を覆っている「キューティクル」をアルカリ性の薬剤で開き、髪の内部に色素を浸透させることで発色します。

施術後、キューティクルは徐々に閉じていきますが、完全には元の状態には戻りません。

 

そのため、シャンプー・熱・紫外線などの外部からの刺激が加わるたびに、髪の内部に入れた色素が少しずつ流れ出していくのです。

つまり「色落ち」は、ヘアカラーをしている以上、ある程度は避けられない自然な現象です。

大切なのは「色落ちを完全になくす」ことではなく、「色落ちのスピードをできるだけゆっくりにする」ための習慣を持つことです。

 

カラーの種類別・色落ちの目安期間

カラーの種類

色落ちの目安

特徴

暗め・ブラウン系

1.5〜2ヶ月程度

色素が濃く長持ちしやすい

明るめ・アッシュ系

3〜4週間程度

寒色系は特に褪色しやすい

ブリーチあり・ハイトーン

2〜3週間程度

ダメージが大きく最も落ちやすい

※ 上記はあくまで目安です。髪の状態やホームケアにより大きく異なります。

 

 

40代のヘアカラーが色落ちしやすい3つの理由

同じサロンで同じカラーをしていても、20〜30代の頃と比べて色落ちが早く感じることはありませんか。

それには、加齢による髪質の変化が深く関わっています。

40代に多い色落ちの原因を3つ解説します。

 

理由① エイジングによりキューティクルが傷みやすくなる

加齢とともに、髪を守るキューティクルの状態が変化します。

若い頃は健康なキューティクルがしっかり閉じることで色素を髪の内部に閉じ込めておけますが、40代以降はキューティクルが薄くなったり、整列が乱れたりすることが増えます。

その結果、髪の内部から色素が流れ出しやすくなり、色落ちのスピードが上がってしまうのです。

 

理由② 髪の水分・油分が不足してパサつきやすくなる

30代後半〜40代は、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が低下し始める時期です。

エストロゲンは髪の潤いや艶を保つ働きを持つため、その減少により髪が乾燥しやすく、パサつきやすくなります。

乾燥した髪はキューティクルが開きっぱなしの状態になりやすく、色素が流れ出しやすい環境になってしまいます。

 

理由③ 繰り返しのカラーでダメージが蓄積している

長年カラーを繰り返してきた40代の髪は、施術のたびに受けてきたダメージが少しずつ蓄積しています。

ダメージが積み重なった髪は、内部が空洞化したような状態(ダメージホール)になることがあり、色素が定着しにくく、入れた色もすぐに抜けてしまいやすくなります。

「最近めっきり色もちが悪くなった」と感じる場合、このダメージの蓄積が影響している可能性があります。

 

 

日常生活で「うっかりやりがち」な色落ちを早める6つの習慣

髪質の変化に加えて、日常の何気ない習慣も色落ちを早める大きな原因になっています。思い当たることがないか、チェックしてみてください。

 

  • カラー当日・翌日にシャンプーをしてしまう

カラー直後の髪は、色素がまだ髪の内部に完全に定着していない状態です。

この時期にシャンプーをすると、定着前の色素がシャンプーの洗浄成分によって洗い流されてしまいます。

施術後は少なくとも48時間、できれば2日間はシャンプーを控えることで、色の定着率が大きく改善されます。

場合や種類によっては当日シャンプーをしても大丈夫な場合もあります。

詳しくは担当の美容師にお尋ねください。

 

  •  洗浄力の強いシャンプーを使っている

市販シャンプーの多くに含まれる「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」といった成分は洗浄力が非常に強く、汚れと同時にカラーの色素も落としてしまう性質があります。

カラーをしている髪には、洗浄力がおだやかなアミノ酸系シャンプーや、カラーの色素を補いながら洗えるカラーシャンプーへの切り替えが効果的です。

 

  •  熱いお湯でシャンプーをしている

40℃を超えるお湯は、キューティクルを必要以上に開かせ、色素の流出を加速させます。

シャンプーのお湯の温度は36〜38℃のぬるま湯が理想的です。

「熱いお湯のほうが汚れが落ちそう」と感じる方もいますが、実は頭皮の皮脂汚れはぬるま湯でも十分に落とせます。

少し意識するだけで、色持ちが変わります。

 

  •  シャンプー後に髪を濡れたまま放置している

髪が濡れている状態は、キューティクルが開いたままの状態です。

この状態が長く続くほど、色素が外に流れ出しやすくなります。シャンプー後はドライヤーで素早くしっかり乾かすことが、色持ちをよくするうえでとても大切なステップです。

就寝前に半乾きの状態で寝てしまうのは、色落ちだけでなく髪のダメージにもつながるため、特に注意が必要です。

 

  •  ヘアアイロンを高温で毎日使っている

ヘアアイロンやコテの熱はキューティクルを傷め、カラーの色素を分解・流出させます。

特に150℃以上の高温設定で毎日使っている場合、色落ちのスピードが大幅に早まります。

カラー後は140〜150℃を上限の目安とし、使用前にはヒートプロテクトスプレーを活用しましょう。

 

  •  紫外線対策をしていない

紫外線はメラニン色素だけでなく、ヘアカラーの色素も分解します。

特に夏場や日差しの強い季節は、外出時に帽子や日傘でカバーしたり、ヘア用UVスプレーを活用したりすることで、色落ちのスピードをゆるやかにできます。

意外と見落とされがちなケアですが、効果は確かです。

 

 

サロンでできる「色持ちをよくする」4つのアプローチ

ホームケアと同様に、サロンでの施術の選び方も色持ちに大きく影響します。

色持ちをよくするためのポイントをまとめました。

次回サロン来店時にはぜひ参考にしてみてください。

 

  •  色味を「濃いめ・暗め」に設定する

色が落ちやすい方には、希望の色よりも少しだけ濃いめ・暗めのトーンで染めるのが有効な手段です。

色落ちの過程でちょうど理想の色になるよう「着地点を見据えたカラー設計」をしてもらうことで、色落ち後もきれいな状態が長く続きます。

担当スタイリストに「色持ちをよくしたい」と伝えると、こうした提案をしてもらいやすくなります。

 

  •  「酸熱トリートメント」や「髪質改善」メニューと組み合わせる

ダメージや乾燥で傷んだキューティクルをケアするトリートメントメニューは、色持ちの改善にも効果的です。

特に酸熱トリートメントや髪質改善メニューは、髪内部の構造を補修しキューティクルを整えることで、カラーの色素を留まりやすくする効果が期待できます。

カラーと組み合わせて施術することで、仕上がりのツヤと色持ちが一段階アップします。

 

  •  「弱酸性カラー」や「低ダメージカラー」を選ぶ

通常のヘアカラー剤はアルカリ性ですが、近年では弱酸性のカラー剤や、髪へのダメージを抑えた処方のカラー剤も普及しています。

こうした薬剤はキューティクルへの負担が少なく、染めた後の色落ちもゆるやかになる傾向があります。

40代のエイジング毛にも優しく、継続的なカラーにも向いています。使用薬剤についてはサロンに気軽に確認してみましょう。

 

  •  施術間隔・メンテナンスのタイミングを相談する

「気になり始めたらすぐ全体を染め直す」という習慣は、髪へのダメージを蓄積させる原因になることがあります。

根元が気になる程度であれば「リタッチカラー(根元のみ)」と「毛先のカラーメンテナンス」を分けて行うことで、ダメージを抑えながら色をきれいに保てます。

次回来店時に「いつ・どんな施術をするか」を先に計画しておくと、コスト面でも髪の健康面でも無理のないペースで通いやすくなります。

 

 

自宅でできる!カラーを長持ちさせるホームケア5か条

サロンでの施術と並んで、毎日のホームケアが色持ちを大きく左右します。

すぐに実践できる5つのケア習慣をご紹介します。

 

1.カラー後48時間はシャンプーを控える

繰り返しになりますが、これが最も重要なホームケアです。どうしても洗いたい場合は、シャンプーを使わずにぬるま湯で軽く流す程度にとどめましょう。

 

2.アミノ酸系またはカラーケアシャンプーに切り替える

成分表の先頭に「ラウロイルメチルアラニンNa」「コカミドプロピルベタイン」などが記載されているシャンプーはアミノ酸系の目安です。

カラーシャンプーは、染めた色に対応したカラーを選ぶことで補色効果も得られます。

 

3.シャンプーのお湯の温度を36〜38℃に下げる

温度計がなくても「少しぬるいかな?」と感じるくらいの温度が目安です。

頭皮の汚れはぬるま湯でも十分に落とせます。

 

4.シャンプー後はすぐにドライヤーで乾かす

タオルで優しく水気を取ってから、根元→毛先の順番でドライヤーを当てます。

最後に冷風を当ててキューティクルを引き締めるとツヤが増し、色も落ちにくくなります。

 

5.洗い流さないトリートメントで毎日保湿する

オイルタイプまたはミルクタイプのアウトバストリートメントを、乾かす前の濡れた髪に毛先中心になじませましょう。

髪の外側に保護膜を作ることで、ドライヤーの熱ダメージを軽減しながら色素の流出を抑えられます。

 

 

40代の髪に「色持ちがよい」カラーの選び方

カラーの色の選び方そのものも、持ちの良し悪しに大きく関わります。

「いつも色が落ちやすいな」と感じている方は、次のポイントを参考に色選びを見直してみましょう。

 

・暖色系(ブラウン・オレンジ・ピンク系)は色持ちしやすい

日本人の髪にはもともと赤みのある色素が多く含まれているため、同じ系統の暖色系カラーは色素が定着しやすく、色落ちがゆるやかです。

ブラウン系・オレンジ系・ピンク系は、40代女性にも馴染みやすく、色落ち後も自然な印象をキープしやすいためおすすめです。

 

・寒色系(アッシュ・グレー・ブルー系)は色落ちが早い傾向

透明感があっておしゃれなアッシュやグレー系のカラーは、日本人の髪に定着しにくく、色落ちが早い傾向にあります。

特に紫外線や熱の影響を受けやすいため、紫シャンプー(ムラシャン)などのカラーシャンプーでの色味の補給が欠かせません。

「アッシュ系が好きだけど色落ちが気になる」という方は、スタイリストに相談して色を少し濃いめに入れてもらうとよいでしょう。

 

・色落ちの「過程」を計算したカラー設計がおすすめ

色落ちを前提に「染めたてよりも、色が落ちた2〜3週間後がいちばん好みの色になる」よう逆算してカラーを入れる方法は、色持ちをきれいに楽しむうえで非常に効果的です。

染め直しの頻度を減らしながらも常に理想の髪色を維持できる、賢いカラーの楽しみ方です。

ぜひ次回のカウンセリング時にご相談ください。

 

 

よくある質問Q&A

Q. 白髪染めも色落ちしやすいですか?

A. 白髪染めはおしゃれ染めと比べて色素が濃く、色落ちしにくいと言われています。

ただし、白髪部分と黒髪部分では色の入り方が異なるため、部分的に色落ちが目立つことがあります。

白髪が多くなってきた40代には、白髪と黒髪を自然にまとめる「グレイカラー」や「イルミナカラー」などのメニューも色落ちしにくくておすすめです。スタイリストに相談してみてください。

 

Q. カラーシャンプーはどれを選べばいいですか?

A. 染めている色味に合わせて選ぶのが基本です。

アッシュ・グレー系には紫(パープル)シャンプー、ピンク系にはピンクシャンプー、ブラウン系にはブラウンやオレンジ系のカラーシャンプーが対応します。

どれを選べばよいかわからない場合は、担当スタイリストにご相談いただければ、髪色に合ったものをご提案します。

 

Q. トリートメントをすると色落ちしやすくなるって本当?

A. カラー直後(特に48時間以内)に行うトリートメントは、施術の種類によってはカラーの定着を妨げることがあります。

ただし、洗い流さないタイプのアウトバストリートメントは問題ありません。

サロンで行う補修トリートメントは、カラーと同日施術しても問題ないよう設計されているものがほとんどです。

判断が難しい場合はスタイリストに確認してみましょう。

 

 

まとめ:40代のカラーは「原因を知って」「正しくケアする」だけで変わる

40代のヘアカラーが色落ちしやすい背景には、エイジングによる髪質の変化・ホルモンバランスの影響・ダメージの蓄積という3つの理由があります。

これは避けられない変化ではありますが、正しい知識とケア習慣があれば、色持ちを大幅に改善することは十分可能です。

 

今日からすぐにできることは、「シャンプーの温度を下げる」「シャンプー後すぐに乾かす」「カラーシャンプーを取り入れる」といったシンプルな習慣の積み重ねです。

そして、サロンでは「色持ちをよくしたい」という希望をしっかりスタイリストに伝えることが、最短の近道です。

 

エクラートでは、色持ちが気になるというお客様の髪質や生活スタイルに合わせた「色持ちのよいカラー設計」と、アフターケアのご提案を大切にしています。

「最近色落ちが早くて悩んでいる」「もっと長くカラーを楽しみたい」という方は、次回来店時にぜひスタイリストにご相談ください。

 

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